セクマイの私が制服で困ること

セクマイ

こんにちは!なゆたです

先日健康診断を受けに行ってきたのですが、渡される健診着がピンク色でした(男性は水色です)

たいていの人には、なんてこともない当たり前のことですが、生まれた性別に違和感を持っているXジェンダーの私には、毎回かなり気持ちが落ちる瞬間です(>_<)

なので今回は、セクマイの私が制服や支給服で困ったり、どんなふうに対処してきたかを紹介しようと思います

制服で困ったこと

★1 男女で分かれていて自分で選べない

★2 超絶似合わない

★3 就職先も選択肢が狭まる

★4 生きにくさを感じる

★5 2度見、3度見される

★1 男女で分かれていて自分で選べない

今でこそ制服にもスラックスを選べる選択肢ができましたが、私の学生時代には、そういう選択肢はありませんでした

男子は学生服やブレザーにズボン、女子はセーラー服やブレザーにスカートと決まっていて、戸籍上女子ならば、スカートの制服を着るしかなかったです

それは大人になった今でも、まだまだ根強く残っていますね

冒頭で書いた病院の健診着も、黙ってピンクを渡されますし、スパなどの館内着も、思いっきり婦人物を渡されることがほとんどです(-_-;)

かと言って更衣室や女湯に男性用の館内着で入って行くわけにもいきません(^^;)

ユニセックスデザインの館内着を使っている所もありますが、防犯面から、わざと色分けしていることもあるみたいなので、なかなか難しんですかねぇ(T_T)

私は男性と結婚歴もあるので結婚式も挙げていますが、ドレスは死んでも嫌だったので、100歩譲って白無垢を着ました

本当は着たくなかったんですけどね…

お別れした今、私の白無垢写真は、闇に葬られました(*`艸´)

元旦那さんではなく、自分の白無垢姿が嫌だから残したくなかったんです

めちゃめちゃスッキリ(^-^)

★2 超絶似合わない

自分のセクシュアリティだったり、好みとは逆の物を無理やり着るわけだから、当然ながら似合いません(-_-;)

制服姿の自分の写真を見ても、違和感しかないです…

着るものが脳や精神に与える影響は、とても大きいので、自分の意志にそぐわないものを着るとストレスがかかります

実は、自己肯定感も日常生活の満足度も、着るものによって、かなりの影響を受けています

誰だってお気に入りの服を着て、今日の自分に少しだけ自信が持てて、自分らしく笑っていられる毎日を送りたいですよね

★3 就職先も選択肢が狭まる

なんで制服スカートなんだろう…て思う仕事や会社、まだまだ多いですよね

私は子供の頃、警察官になりたかったこともあったし、もっと小さい頃は、忍者になりたかった(^^ゞ

でも、女の子は婦人警官(昔はこう呼ばれてました)で、スカートをはかなきゃいけなかったし、女の子は忍者じゃなくて『くノ一』にしかなれないんだよって言われてあえなく撃沈…

大人になって仕事を選ぶ時も、制服問題には悩まされました

結果的に今は、ユニセックスデザインのユニフォームを着て仕事をしています

ユニフォームって、採用決まって支給されてから知ること多くないですか?

仕事内容や賃金面で納得しても、これはちょっと…っていうユニフォームを女性に着せてる会社、まだまだ多いです

私は学生時代のアルバイトでそれに気づいてから、先に聞くようになりました

今は社員しながら副業したり、自分で起業したりリモートワークで働いたり、色々なスタイルで働けるようになったので、より自分らしく好きな服を着て働きやすくなったと思います

★4 生きにくさを感じる

制服を着なければいけない時、いつも生きにくさを感じます

多くの人は、そんなこと気にも留めないだろうけど、女性の自分に違和感を感じ、かと言って男性になりたい訳でもない私にとって、あなたは女性です‼って無理やり縛りつけられている感じがして苦しいです

ありのままの自分を根本から否定されている気持ちになります

一般常識として『女性はこうでなければいけない』とか『男性はこうでなければいけない』っていうのが強すぎるよなぁ…

私にとって、生きにくさの象徴が制服かもしれません(^^;)

★5 2度見、3度見される

学生時代、着ているものと着ている人が合わな過ぎて、振り返り確認されました

制服、好きで着ているわけではないので、そっとしておいて欲しいです

中にはわざわざ性別を聞いてくる人もいました(^^;)ほっといて!

逆に今は自分らしいユニセックスなユニフォームを着ていて、ある程度自分を磨いてきたし、自己肯定感も高まったので、2度見3度見されても、性別を聞かれても『わかりにくいですよね~』って、相手の反応を楽しめるようになりました(^-^)

対処法

じゃあ、困ったり悩んだりした時、どう対処していたかというと

極力、着なくていい状況をつくる

学生時代は運動部にいたので、ほぼ学校生活をジャージで過ごし、どうしても制服でないとダメな時は、制服の下に学校のジャージの裾を折り曲げて履いていました

今の子たちはハーフパンツになるのかな?

カッコいいアンダーウェアを着るのもいいと思う!

ワンクッションあることで、スカートをはかされている感覚が少し和らぎます

私の周りのボイさんやFTMさんも、結構これをやってた人が多いです(^_^)

選択できる環境を選ぶことも一つの方法です

これから選ぶのであれば、ユニセックスデザインを取り入れていたり、自分で好きな物を着れる場所を選ぶといいです

最初は面倒ですが、後々のストレスや居心地を考えたら、結構重要なポイントだと思います

学校だったら制服のいらない学校を選ぶのもアリですし、「この館内着、着たくないんで自前のでもいいですか?」って聞いたら、意外とあっさり『いいですよ』って言ってくれるところもあります(^-^)

無理して自分を押し殺すより、自分が自分らしく生きられる環境を選択できる時代になってきました

ありのままの自分を自分で認めることができると、カッコいい自分も、ダメダメな自分も、自分が好きになれます

今は、男性でも女性でもない気がするけど、私は私、

唯一無二の超希少種だから、けっこう素敵な存在なのかもね~って思ってます(^-^)

まとめ

今回は、女性として生まれて自分の性別に違和感を感じている、私の目線から書いています

勝手な偏見なのかもしれませんが…

「この制服って、スカートである必要ある?」ってこと多くないですか?

なんだか男性の願望とか、セックスアピール的な要素が強い気がします

単純に考えたら、動きにくいし、冬は寒いよね(^^;)

警察官とか自衛官とか、別にパンツスタイルで良くないかい?

若い優秀な人材が、社会のつまらない常識に可能性の芽をつまれないように、切に願うばかりです

今もし悩んでいたり、何か聞いてみたいことがあれば、お気軽にコメントください

この記事が何か少しでも、自分らしく生きるヒントに繋がってくれたら嬉しいです(^-^)

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