こんにちは!なゆたです
私はセクシュアルマイノリティー(以降はセクマイと表現します)当事者で、2人の子供を持つ親です
もし我が子が、生まれた時の体の性別と違う趣味や嗜好だったり、同性に恋愛感情を持っているかもしれないと気が付いたら、どうやって関わったら良いのか戸惑いますよね
気軽に相談できる案件でもないですし…
そこで、どちらの立場でもある私が、セクマイ当事者の思いと悩み、親はどう関わったら良いのかをお伝えしたいと思います
何か少しでもお役に立てたら嬉しいです
セクマイ当事者の思いと悩み
普通と違うことに一番悩んでいるのは本人
世間の言う普通は、異性を好きになることや、生まれた体の性と心の性が一致していることだったりしますよね
私たちは自分がその普通とは違っていることに気づいた時から、表面的には明るく振る舞っていても実は悩んでいたり、生きにくさを感じながら生活しています
普通と違う自分は、おかしいんじゃないか…。なんで生まれてきたんだろう…。誰にも言えず、ひとりで悩みを抱えています
親を安心させたくて普通になろうと努力してみたりもします。でも頑張って普通を演じても、本当の自分ではないから結局ず~っと苦しいんです
打ち明けることで親が困ったり悩ませたりすることが心配
相談できれば楽なのですが、打ち明けることで親が親自身を責めたり、余計な悩みを増やしたくないから打ち明けられないと思っている人は多いです
昭和世代と平成世代では、セクマイに対する理解度が違いますしね(^^;)
近所付き合いとか親戚との関係に影響しないかも考えちゃいます
実は、私は子供達には打ち明けていますが、親には話していません
いまさら70代の親に打ち明けなくても、子供たちが知っていてくれたらいいと思ったからです
🌈子供たちにカミングアウトした記事はこちら
ありのままの自分の存在を否定されないか恐い
子供にとって、親から否定されること以上につらいことはありません
自分のセクシュアリティーを否定されることは、本当の自分の存在を否定されることだからです
親は一番受け入れてもらいたい人ですが、同時に一番打ち明けるのに勇気がいる存在です
親はどう関わったら良いのか
子供が打ち明けるまであれこれ詮索しない
子供が何か隠していたり悩んでいる様子だと、あれこれ聞きたくなるかもしれませんが、先に述べたように親は一番打ち明けにくい存在です
何でも話せる関係性を作って、本人が打ち明けやすい環境になれば、本人のタイミングで打ち明けてくれるかもしれません
無理に詮索されないほうが、セクマイ当事者にとってはありがたいのです
男だから、女だからetc…性別にこだわった発言をしない
男らしく…女らしく…。男の子なんだから…女の子なんだから…。無意識に使っていませんか?
私たちは、この言葉に苦しめられています
この言葉は、世間一般の普通であることを強要する言葉です
親がこの言葉を使っていたら、セクマイについて理解し、受け入れてもらえる可能性は低いと判断します。とても打ち明けることなどできません
性別にこだわった発言を避け、自分らしく笑っていられるような言葉に変えられたらベストです
否定しないで話を聴く
ある日突然、同性が好きだと打ち明けられて驚くことがあるかもしれません
当事者にとって、打ち明けることはとっても勇気がいることです。とにかく否定しないで、最後まで話を聴いてあげてください
受け入れがたくても、認めたくなくても、否定しないで聞いてください
散々悩んできた我が子が、勇気をもって打ち明けていることを忘れないでください
ありのままを認め、あなたは大切な存在だと伝える
我が子が生まれてくるとき、男の子でも女の子でも、無事に健康に生まれてきてほしいと願ったはずです。元気に自分らしく笑っている人生を送ってほしいと思いませんか?
セクマイは個性の一つです
唯一無二の我が子の個性を認め、その子らしく生きていけるように見守ることが、親としてできる愛情表現の一つだと思います
どんな個性であっても、愛する大切な存在だと伝えてあげてください
自分を生み育ててくれた人が受け入れてくれることで、心の奥の扉が解放され、自分の存在を心から認められるようになります
まとめ
親になって思い知りますが、子供って親の思うようになりませんよね~( ̄▽ ̄)
自分もそうだったし、親子とはいえ別の人間なので当然ですけど
私はセクマイ当事者で子を持つ親ですが、専門家もないし、特別詳しいわけでもありません
今回はセクマイ当事者として子供側の気持ちと、親としてこう関わってもらえたら嬉しいという希望をお伝えしました
当事者の気持ち
- 普通と違うことに一番悩んでいるのは本人
- 困らせたり迷惑が掛からないか心配
- ありのままの自分を否定されないか恐い
親の関わり方
- あれこれ詮索しない
- 性別にこだわった発言をしない
- 否定しないで話を聴く
- ありのままを認める
- 大切な存在だと伝える
一人ひとり顔が違うように、セクシュアリティーも一人ひとり違います
あなたの大切な人が自分らしく笑っているためには、ありのままを受け入れてくれる存在が必要です
ありのままを愛してくれる存在が自分の親であれば、これほど心強いことはありません
お子さんが勇気を出して打ち明けてきたときに、このことを思い出していただけたら幸いです
聞いてみたいことetc ありましたら、お気軽にコメントお願いします(*^^)v
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